永久歯情報館 >> 永久歯情報館 >> 永久歯の歯並び

永久歯の歯並び

永久歯の歯並び

永久歯は、乳歯があるところの永久歯は同じところから生えてくるのです。

そして、乳歯が自然と抜けるのは永久歯の生える準備ができたときなのです。

つまり、抜ける前の乳歯は、そこに生える永久歯のためのスペースを確保している役割も持っているようです。

乳歯がある日ぐらぐらしてきて、ポロリと落ちて永久歯に生え替わる、子供の成長過程として典型的な光景なのです。すこしづつ大人の階段を上っていってるようです。

乱れた歯並びは決して病気ではないのです。

歯の大きさとそれを納めるあごの骨の大きさのアンバランスによって生じるのです。従って予防する有効な手だてもないのです。

矯正の最終目的は上下顎の成長が止まった時点で永久歯の歯並びがきれいに維持されていることなのです。

理想的な永久歯への交換パターンではこのように乳歯が抜け落ちてから永久歯が生えてくるようですが、中には道に迷った様に乳歯の前後や横から生えてくる事があり、この場合乳歯はなかなか抜けてくれないのです。

準備もできていないのに、乳歯を抜くとどうなるでしょうか。

隣の永久歯がもし生えてきていたとしたら、開いているスペースにまで歯が進出してきて、後々生えようとする永久歯のスペースを消してしまうのです。

こうなってしまうと、後から出てくるべき永久歯が正規の位置に生えることができず、ずれたところから生えてきてしまうようです。

乳歯を歯科医師が人為的に抜歯するのは明確に必要性がある場合のみですが、これはそれに相当すると考えられるのです。

他にも、指をなめる癖やつめを噛む癖など、意外なことが歯並びを悪くする要因として挙げられているようですが、特に注意しなければいけないのはこの乳歯の状態つまり、子供の歯の状態となっているのです。

永久歯がまだ揃っておらず乳歯がまだ残存していて、上下顎の成長がまだまだ予想できる時期にいたずらに装置をつけることは、むし歯に罹患する可能性を大きくするだけであまり意味のあることとは言えないのです。

ご注意するようにしましょう。 どうやら歯並びに関しては神様がレギュレートし損なったといえるのです。

そして抜歯後も下の永久歯はしばらくは元の位置のままですが、生えてゆくに従い本来の位置に近づいてゆくのが普通なのです。

永久歯情報館へようこそ!このサイトは管理人の備忘録としての情報をまとめたものです。

掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載等はご遠慮ください。